自己破産・個人再生相談所 お役立ちコラム 任意整理
自己破産・個人再生などの事例や実績などを紹介して、より分かりやすく、自己破産・個人再生にして解説します!
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2016.02.14 任意整理
トータルでの収支を考えれば借金の返済が先
ファイナンシャル・プランナーがタウン誌やウェブで家計診断をすることも多くなりました。貯蓄は給与の○%、など目安が出されることもありますが、これはあくまで参考としてとらえるべきで、当然のことですがそれぞれの家庭の事情に合わせて考えなくてはなりません。簡単に切り崩せないタイプの商品で強制的に貯金することも大切ですが、そのために必要な支払いができずキャッシングに走ってしまえば意味がないからです。用途の決まっていないフリーローンなどを借りれば、銀行預金の金利とは比べ物にならないほど高い利息を払うことになり、トータルで考えるとかなり損をすることになります。
現在、借金がある人は利息を年間でどのくらい払うことになるのか、繰り上げ返済すればどのくらいの節約になるのかきちんとシミュレーションしておきましょう。
臨時の出費に備えた貯蓄だけはしておきたい
マネー情報に熱心な人ほど、住宅ローンの繰り上げ返済などのこともきちんと調べており、金利が上がる前に、とせっせと返済に励んでいることもあります。だからといって貯金があまりない状態で借金ばかり返済してしまうと、いざという出費に対応できないことになります。
人間の人生には色々とお金のかかるイベントがありますがその中には予測できないものもあるのです。たとえば結婚式や葬儀などの冠婚葬祭、突然の病気による入院、子供の進学先の変更、予想外の時期に電気製品が壊れたことによる買い替え、など、挙げればきりがありません。
お金の流れを適正化していくためには家計簿が欠かせませんが、1年の予算立てをする際、あらかじめこのような臨時費を予測した上で、目安としてせめて給与3か月分程度の貯蓄を持つことを目標に月の貯金額を決めたいものです。
複数社から借りている場合の優先順位は?
ある程度貯金に余裕があるので返済に回そう、となったらどこから返せばよいのでしょうか。まず、金利の高い会社から先に返済するのが鉄則です。月々1万円でよいからとそれだけ返済していると知らず知らずのうちに余分な金利を支払わされていることもあるので、最低返済額にとらわれず、余裕ができたら返済、を繰り返してなるべく高金利の会社は早期に完済しておきたいものです。
そして、借りている会社の質にこだわることが必要なのは、これから住宅ローンの借り入れ申し込みをしようとしている人です。このような場合は優先順位として消費者金融などを先に返済しておくべきです。申込先の銀行によっては消費者金融と付き合いがあること自体が審査のマイナスになることがあるからです。