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借金返済が自転車操業になってしまった時の解決策

2015.08.25 任意整理


自転車操業というのは、お金を借りたり返したりを繰り返すことを、常に漕いでいないと倒れてしまう自転車に例えたものですが、こうなったらもう借金地獄に陥っている状況といえます。
こういう状況から脱出するためにはどうすればよいのでしょうか。

自転車操業とはどんな状態?

自転車操業というのは、一つの会社の借金を返すために他のところから
借りる、そしてそれを返すためにまた他のところから借りるというやり方です。高金利のサラ金などに手を出して多重債務になった人はこの自転車操業に陥っていることが多いのです。
こうなってくると、たくさんの会社の返済日が月に何回も巡って来るため、常に返済のことで頭がいっぱいになります。仕事や家事が手につかず、家庭不和に陥る人もいます。
お金だけではなくて多くの時間も使って借金返済に奔走しても、気がついたらほとんど元本が減っていないということもあるはずです。結局、最後にはどこかの業者から「融資の上限を超えたので借りられない」と言われてようやく債務整理へ、というのがよくあるパターンです。

債務整理=破産とは限らない

上記のように、自転車操業自体はその場しのぎの返済はできたとしても
まったく借金の根本的な解決にはなっていません。
その状況がまずいと思っても専門家のところに相談に行けない人は「専門家に相談したら破産しなければいけないの?」という不安を持っていることが多いのですが、借金の整理=破産というわけではありません。
債務整理の方法には、破産しなくても済む選択肢がいくつかあります。そして、長期間高金利の業者と取引して借りたり返したりを繰り返していた人の中には「利息の払い過ぎ」という状況になっている人もいます。100万円、200万円あると思っていた借金が利息を適正に見直すだけで劇的に減っていたり、払い過ぎを取り戻せる場合もあるのです。

専門家への相談は一刻も早く!

弁護士や司法書士などの専門家に借金の相談をするタイミングというのも非常に重要です。請求書などの郵便を放置して2年も3年も支払いを滞らせている人もいるのですが、こうなってくると損害金だけで膨大な金額になっている上に、信頼関係が破綻していますので債権者が頑なになっており、弁護士を通しても和解交渉がうまく進まないことがあります。
早めに相談した方が借金解決の選択肢は多くなりますし、上記のように破産以外の手続を選択できる可能性も広がります。昔のように「債権者から嫌がらせを受ける」という心配はほとんどありませんし、何よりも専門家が間に入れば取り立てが止まるというメリットがあります。
「自分はすでに自転車操業かも?」と思ったらすぐに相談に行くことをおすすめします。


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