自己破産・個人再生相談所 お役立ちコラム 闇金
自己破産・個人再生などの事例や実績などを紹介して、より分かりやすく、自己破産・個人再生にして解説します!
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2021.12.22 闇金
どうしても生活に必要なお金が足りないため、闇金から一時的にお金を借りるという人も少なくありません。
しかし闇金から借金をしてしまうと、最初は少額であったにも関わらず気付いた時には多重債務の状態に陥ってしまう可能性もあります。
そこで今回の記事では、万が一闇金相手に多重債務に陥ってしまった場合の危険性と、どのように対処すれば良いのか対処法について詳しく解説していくので、闇金の借金に困っている方はぜひ参考にしてください。
闇金相手に多重債務に陥る原因としては、以下のような理由が考えられます。
それぞれについて以下で詳しく解説していくので、闇金相手に多重債務に陥らないためにも必ず確認してください。
生活費が足りずにまずは正規の貸金業者から借金をしてしまうという人も、近年では多く存在します。
生活するために必要なお金が足りないため、一時的に正規の貸金業者からお金を借りるというのは何も恥ずかしいことではありません。
日本の法律でも総量規制という制度によって、収入の1/3までは借金をすることが可能です。
一時的な生活費のために正規の貸金業者から借金をしていると、気づいたら借入の限度額を超えてしまう場合があります。
特に毎月の生活費が収入を上回っている場合、常にお金が足りない状態なので、気づかないうちに借金が膨らんでいってしまうのです。
毎月生活費のために借金をしてしまうという人は、この時点で支出の見直しを行う必要があります。
借入れの限度額を超えてしまうと、正規の貸金業者から借金をすることができなくなってしまいます。
しかし毎月の生活費や借金の返済をすることができないので、多くの人は闇金から借金をしてしまうのです。
しかし闇金から借金をしてしまうと、正規の貸金業者とは比べ物にならないほどの法外な高金利や強引な取り立てに悩まされます。
闇金による公害な高金利や強引な取り立てに悩まされると、そこから逃れるために他の闇金からお金を借りて返済をするという借金地獄に陥ってしまいがちです。
特に闇金は返済が少しでも滞ると、強引な取り立てや脅迫をしてきます。
例えば、職場や家族などに電話をかけて高圧的な態度で返済を迫ったり、毎日のように自宅に押しかけてドアを叩き続けたりなどしてくる闇金の人に悩まされている人も多いです。
他の闇金から借金をして闇金に返済するといった最悪の状況に陥らないためにも、絶対に闇金に手を出してはいけません。
現在お金に困っていて闇金を利用しようか検討している人は、絶対に闇金を利用せず正規の貸金業者からの借金にとどめておきましょう。
闇金はお金に困っている人たちに対して、様々な手口を使って近づいてきます。
特に多重債務者の人が騙されやすい闇金の手口としては以下の通りです。
それぞれどういった内容か以下で詳しく解説していきます。
多重債務者が騙されやすい闇金の手口として、お金を貸してくれるという業者を紹介することで利益を得ている「紹介屋」というものが挙げられます。
紹介屋とはお金を借りようと訪れた人に対して、「即日融資してくれて審査も必要ない」という業者をあたかも善意で紹介してきます。
お金を借りようと思っている人にとっては、即日融資で審査も必要ないため非常にありがたく感じられるかもしれませんが注意しなければいけません。
なぜなら他の業者を紹介する人と紹介された業者は裏で繋がっており、紹介するだけで借りたお金の何割かを受け取ることができる仕組みになっているのです。
また紹介屋が案内する業者はほとんどが闇金であるため、気付かないうちに闇金から借金をしてしまう可能性があります。
お金を借りようと訪れた業者から、他の業者を紹介された場合は紹介屋である可能性が高いので絶対にそこからお金を借りてはいけません。
闇金の借金に苦しんでいる人に対して、悪意をもって債務整理を提案してくる整理屋という人も存在します。
整理屋は債務整理を行うという題目で手数料や返済金を受け取り、そのまま行方をくらますというケースが多いです。
結果的に債務整理をすることができず借金が膨らんでしまうので、整理をすると近づいてくる人に対しては注意しましょう。
多重債務者の人は様々な闇金から借金をしているため、金利や手数料の支払いで精一杯になってしまいます。
こういった様々な闇金から借金をしている人たちに対して「1度借金をまとめると手数料や金利がお得になりますよ」と借金の一本化を提案してくる人にも注意が必要です。
一本化をしてくれる業者も闇金である可能性が高いので、これまで以上に高金利や強引な取り立てに悩まされる可能性があります。
更なる借金を抱えないために、一本化の相談を受けたら必ず断ってください。
闇金は基本的に法律を守っていないので、強引な取り立てや脅迫などを行い返済を迫ってきます。
1つの闇金からの借金でも取り立てや嫌がらせに悩まされますが、複数の闇金から借金をしてしまうと日常生活が成り立たないほどのトラブルに巻き込まれてしまうので注意が必要です。
闇金による悪質な取り立てや嫌がらせの具体的な例は以下の通りです。
このような強引な取り立てや嫌がらせが続いてしまうと、弁護士や司法書士などの専門機関に相談する気力も薄れてしまいます。
その結果ただただ返す必要のないお金を闇金に払い続けるという人もこれまで何人もいました。
このような最悪の状態に陥らないためにも、闇金からはお金を借りないことが重要です。
万が一闇金からお金を借りてしまった場合は、後から紹介するように弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談することをおすすめします。
そもそも闇金からの借金に関しては、法的に返済義務がないというのはご存知でしょうか。
1度お金を借りたら絶対に返さなければいけないと考えている人も多いですが、闇金に関しては当てはまりません。
そもそも闇金業者というのは、利息制限法や出資法といった貸金業者が守らなければいけない法律に反している違法な業者です。
実際に最高裁判所においても「闇金行為は反倫理的行為なので不法原因給付(民法708条)にあたり返済する義務はない」という判断が下されています。
この不法原因給付(民法708条)というのは、「不法な原因のために給付をしたものは、その給付したものの返還を請求することができない」という事を定めている規定です。
闇金業者による貸付の場合でも、「そもそも闇金という違法な行為によってお金を貸し付けているので、利息はもちろんのこと元本も請求する権利がない」ということになります。
つまり違法に貸金業を営んでいる闇金に対しては、借りたお金を返済する義務がないのです。
ここまで闇金に対しては返済義務がないということを詳しく解説してきました。
しかし返済義務がなかったとしても、どのように対処すれば良いのかわからないという人も多いです。
そこで以下では複数の闇金でお金を借りてしまっている場合でも、多くのトラブルに発展することなく解決するための方法について詳しく解説していきます。
そもそも闇金からの借金に関しては、返済する必要がないということはここまで何度も強調してきました。
そのため闇金に対して返済をしているもしくは借金を抱えているという人は、まず返済を止めるまたはしないことから始めましょう。
確かに強引な取り立てや脅迫によって、返済を止めると危険な目にあうのではないかと心配する方も多いですが、以下で紹介するように弁護士や司法書士の方に相談すれば安全に闇金の借金問題を解決することができます。
闇金に関する借金問題を解決するためには、弁護士や司法書士の方に相談するのが最適です。
弁護士や司法書士の方に闇金の借金問題で悩んでいることを伝えると、すぐに闇金側に対して「返済を止めるまたはしない」旨を伝えてくれます。
闇金側は様々な手段でお金の返済をするよう迫ってきますが、法律の専門家である弁護士や司法書士の方が間に立ってくれるので安心です。
闇金に対して「そもそも返済する法的な義務はない」ということを相手が諦めるまで伝えてくれるので、安心して日常生活に戻ることができます。
仮に直接家や仕事場に訪れて、強引な取り立てや脅迫などを行ってきたとしても、すぐに弁護士や司法書士の方が警察に捜査の依頼をしてくれます。
現在闇金の借金問題でどうすれば良いか分からず悩んでいるという人は、まずは弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。
闇金の強引な取り立てや脅迫に悩んでいる場合、警察に相談するという選択をする人もいます。
しかし警察への相談というのは、あくまでもひとつの手段として考えておいた方が良いです。
なぜなら警察というのは明確な証拠がない限りすぐには捜査してくれないので、抜本的な解決につながらない可能性があります。
まずは弁護士や司法書士に相談することを優先して、場合によっては警察へ尋ねるといった形で解決していくのが1番の近道です。
もっともすでに闇金から直接暴力や強引な取り立てに悩まされているという場合は、すぐに警察に相談することをおすすめします。
闇金は一度関わると様々な手口を使ってお金を搾り取ろうとしてきます。
そのためどうしてもお金が必要な場合でも、絶対に闇金に通ってはいけません。
しかしお金に困っている人にとっては、闇金を利用しないと生活することもできないと言う場合があります。
そこで以下では、どうしてもお金が必要な場合に取りうる有効な手段を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
どうしてもお金が必要な場合は、まず正規の消費者金融の利用を検討しましょう。
TVCM何度でもよく見る消費者金融であれば、審査の通過率も高いため高確率でお金を借りることができます。
金利も法律で定められている範囲内なので、闇金とは異なり無理せず返済することが可能です。
これまで様々な消費者金融やクレジットカード会社から借入をしてきたという人は、過払い金の見直しをしてみるというのもおすすめです。
特に平成19年以前から借入や返済を繰り返しているという人は、過払い金が発生している可能性があります。
過払い金が発生していた場合、消費者金融などの貸金業者に対して返還請求をすることができるので、心当たりがある方は弁護士や司法書士に相談してみましょう。
生活福祉資金貸付制度とは、所得が少なく生活に困窮している人が、生活を立て直すまで必要なお金を一時的に借りることができるという公的な制度です。
過去の借入によってブラックリストなどに乗ってしまっている人でも利用することができます。
制度を利用するためには保証人が必要になりますが、保証人を立てられないという場合でも年間1.5%の利息を払えばお金を借りることが可能です。
今回は複数の闇金から借金をする危険性とその対処法について詳しく解説していきました。
生活費に困って1度闇金から借金をしてしまうと、強引な取り立てや脅迫によって日常生活もままならない状況に陥ってしまいます。
しかしそもそも闇金の借金というのは、法的にも返済する義務はありません。
そのため返済を止めるまたはしなくても問題はないのですが、取り立てなどが悪化する可能性も考えられます。
そのため闇金の借金に悩んでいるという人は、まず弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。
大きなトラブルに発展することなく闇金の借金問題を解決することができますよ。