債務の存在を認めるようなことを言ってしまうと、時効の援用(時効を主張すること)ができなくなる場合があります。
業者もそれを知っていますので、電話では「利息だけ返せばいいから」とか「1000円だけでいいから払ってくれないか」などと、甘い言葉をかけてきます。
しかし、「少額だけならいいか」と思って、うっかり「わかりました」と言ってしまうと、その時点で「債務を認めた」ことになってしまう可能性があります。また、「ウチの借金返してないでしょう」と言われて、おもわず肯定するような返事をしてしまった場合も、同様に時効の援用ができなくなる可能性があります。
よって、いったん時効を援用すると決めたら、業者からの電話には、「昔のことなので覚えていません。」の一点張りで通してください。業者がしつこいようなら、「今は何とも言えないので、専門家に相談してから回答します」と言い、電話を切ってしまいましょう。その後、すぐに弊事務所にご相談ください。
借金をなかったことに 時効援用Q&A
時効援用について、
よくある質問をまとめました。