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債務整理で信用情報にキズがついても生命保険に入れるの?

2017.01.16 任意整理


債務整理をすると、個人信用情報に事故情報が登録されて、ローン等の借金ができなくなりますし、クレジットカードも利用できなくなります。

このようにブラックリスト状態になってしまっても、生命保険に加入することはできるのでしょうか?生命保険の契約者貸付を受けることができるのかが気になる方も多いでしょう。

今回は、債務整理で信用情報にキズがついた場合でも生命保険に入れるのかについて、解説します。

債務整理で信用情報に傷がつくとどうなるのか?

債務整理をすると、借金問題は効果的に解決することができます。しかし、個人信用情報に事故情報という問題のある情報が登録されて、各種のローンやクレジットカードなどが利用できなくなります。

個人信用情報にキズがつくと、消費者金融やカード会社、銀行や公庫、信用金庫などにおける融資の審査に通らなくなってしまうからです。

このような状態のことを世間的には「ブラックリスト状態」「ブラック」などと言いますが、ブラックリスト状態になると、住宅ローンや車のローンキャッシングやカードローンなどが利用できませんし、クレジットカードも作れません。他人の借入の保証人になることもできなくなってしまいます。

信用情報と生命保険は無関係

債務整理によってブラックリスト状態になってしまったら、新たに生命保険や学資保険などに加入できなくなるのでしょうか?保険に加入する際にも審査があるので心配だという人がいるでしょう。

この点、ブラックリスト状態になっても生命保険に加入できなくなることはありません。

生命保険における審査は、その人の借金に関する信用力ではなく、健康状態や既往症などに関するものが中心です。生命保険会社が信用情報機関の個人信用情報を参照することもありません。

債務整理をしていても、健康状態や年齢などの条件をクリアしていたら問題なく生命保険に加入できます。掛け捨て型だけではなく、積み立て型の生命保険にも加入できますし、子どものための学資保険でも問題ありません。

契約者貸付も利用できる

積み立て型の生命保険に加入した場合、契約者貸付を利用できることが多いです。契約者貸付とは、払い込んだ生命保険料に応じて生命保険会社から貸付を受けられる制度です。

契約者貸付も借入の1種なので、ブラックリスト状態になっていると利用できないのでしょうか?

実は、ブラックリスト状態でも契約者貸付を利用できます。生命保険の制度は信用情報とはまったく無関係の独立したものなので、契約者貸付も含めて信用情報の内容が影響することがないからです。

債務整理後のブラックリスト状態であっても、払い込み保険料が充分にあれば金額に応じて契約者貸付を受ける事ができます。

以上のように、債務整理によって生命保険の加入や契約者貸付に影響が及ぶことはないので、心配する必要はありません。借金があるなら、早めに債務整理によって解決することをおすすめします。


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