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正しい借金の返し方とコツ

2015.08.22 任意整理


もちろん、借金しないで済めば良いのですが、何かの事情でやむを得ず借りなくてはならない場面は誰にでも起こりうることです。
借金をした場合に、なるべく早く解放されるための心構えや返し方のポイントはどのようなものか、考えてみましょう。

これは「借金」だという自覚を持つ

少し精神論のようなことになってしまいますが、借金を「これは借金だ」「返さなくてはならないお金なのだ」と常に自分に言い聞かせることは大切です。
借金に慣れてくるとまるでサラ金のATMから出てくるお金が自分のものであるかのような錯覚を起こしてしまうことがあります。
特に、銀行カードローンなどはキャッシュカードと一体化されていることもあり、借金という感覚が薄れがちになります。預金をおろした際に「預金残額とローン利用限度額」が一緒に表示されると、ついついそれが自分のお金という気持ちになりやすくなります。それは、カードローンを利用してほしい銀行側にとっての一つの「営業上の作戦」とも言えるのですが、それをセーブできるのは自分しかいないのです。

金利の仕組みについてきちんと知る

漫然と借金を返済しているものの、いつまでも終わらないと嘆いている人は大体、返済額と利息の関係をきちんと把握できていない人が多いのです。
自分の借り入れている借金が年利どのくらいで、今月返済したお金のうちいくらが元金でいくらが利息なのかきちんと知らない人は、それを知ってあらためて利息の多さにびっくりしてしまうこともあるでしょう。
しかし、自分のお金に無頓着な人は確実に家計から無駄なお金が流れてしまうことになります。自分で計算するのが苦手な人でも、現在はネットで検索すれば簡単に利息計算をしてくれるソフトがあります。現状をしっかり知ることで「早く返済しなければ」というモチベーションにもつながることになります。

余裕資金は「使う」のではなく「返す」

最初から無理のない返済計画を立てて、その金額をきちんと毎月返済していくことは言うまでもありません。しかし、借金から早く解放される人は常に「余裕ができたら使う前にすぐ返す」というスタンスを維持しています。
実際、サラ金のATMで出てくる「最低返済額」通りに返済しているだけではなかなか元金は減りません。いつまでも借り続け、利息を払い続けてもらうためにそのような表示にしているのですから当然です。
ですから、最低返済額より毎月5,000円、1万円上乗せする、もし無理であれば年2回のボーナス月だけ返済を大幅に上乗せする努力をしてみましょう。元金をなるべく早く減らすことにより、利息を含めた総返済額は相当抑えられるでしょう。


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