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ブラックでもOKの業者を利用するとどうなるのか?

2017.04.18 任意整理


債務整理をすると、個人信用情報に事故情報が登録されて、サラ金やクレジットカードなどで借金することができなくなります。

ただ、こうした場合でも貸付をしてくれる金融業者があります。

このような業者は「ブラックでもOK」などと言っていることが多いですが、利用するとどのような問題があるのでしょうか?

今回は、ブラックでもOKの業者を利用する問題について、解説します。

闇金業者が多い!

債務整理をすると、個人信用情報に事故情報が登録されて、いわゆる「ブラック状態」になり、大手の消費者金融業者からの借入れは利用することができなくなります。

ただ、このようなブラック状態の人でも利用できる業者があります。

こういった業者は、たとえば、スポーツ新聞の広告欄に「即日融資」「ブラックでもOK」「保証人不要」などと広告をしているので、債務者はついつい借り入れ申込みをしてしまうことがあります。

しかし、このような「ブラックOK」の業者の多くは、いわゆる闇金(ヤミ金)です。

ヤミ金に手を出してしまうと、年利365%以上の暴利をとられることも多く、違法な方法で厳しく取り立てを受けます。

また、ヤミ金は貸付けする際、借主の家族の電話番号や勤め先、家族が通う学校などについて聞いてきます。

そして、ヤミ金への支払が滞ると、ヤミ金は容赦なく、こういった関係先に電話をかけてきます。

このようなことになると、間違いなく生活が崩壊してしまいます。どんなに困ってもヤミ金は絶対に利用してはいけません。

正規の貸金業者にもブラックでOKの業者がある

ブラックOKの業者の中には、闇金ではなく正規の業者もあります。

正規の業者とは、きちんと都道府県において貸金業登録をしている業者です。利息は法定利息内ですし、取り立て方法も貸金業法の規制に従います。

そこで、大手の消費者金融業者を利用できなくなった債務者が、こうしたブラックOKの業者を利用してしまう例はかなり多いです。

ブラックでもOKの業者の問題点

しかし、たとえ正規の業者であっても、ブラックでもOKの業者には、大きな問題点があります。

それは、他のサラ金などと比べて滞納したときの取り立てが厳しいことです。

債務整理をしてブラックリスト状態の人というのは、お金を貸し付ける側から見ると、非常にリスクの高い人です。そのような人に貸付をする以上、リスクを分散させる必要があります。

そのために、滞納が起こると厳しく取り立てをしています。大手の業者なら訴訟まではしてこないような少額・短期間の滞納でも、容赦なく訴訟を提起してくるなど、利用する側からしてみると、大きなプレッシャーとなります。

また、そもそも他社への返済が苦しくて債務整理をしたのに、整理後にこのような業者を利用してしまったら、その分月の返済額は増える訳ですから、結局また元の借金生活に逆戻りしてしまいます。

このように、債務整理後に借り入れをしてしまうと、せっかく債務整理によって借金問題を解決しても、元の木阿弥になってしまいます。

債務整理をしてブラックリスト状態になったら、例えば一時的に親族に援助を求める、公的な補助や融資が受けられないか市役所等で相談するなどして、新たな借入は決してしないようにしましょう。


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