自己破産・個人再生相談所 お役立ちコラム 任意整理
自己破産・個人再生などの事例や実績などを紹介して、より分かりやすく、自己破産・個人再生にして解説します!
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2016.03.08 任意整理
・リボ払いの怖さを知る
分割払いとリボ払いの区別がはっきりしていない人もいますので、ここをきちんと知っておきたいものです。
分割払いは単純に商品の金額を分割回数で割り、それに金利を乗せるわけですから、商品Aの後で商品Bを買えば、月々の支払額は当然増えるわけです。
しかし、リボ払いの場合、複数のモノを買っても月々の支払額が変わらないため、借金返済期間が延びる=金利を払う期間が長くなる=金利を多く払うことになる、というしくみです。
カード会社にとっては金利が高いリボ払いは非常に美味しい収入減であり、リボ払いが便利といった面をことさらに強調したCMを流して勧誘してきます。
しかし、たくさん買い物をしても同じ金額しか払わないため、借金に対する抵抗感が薄れてしまい、これが借金地獄への入り口になる、という人も少なくないのです。
・リボ払いを先に終わらせて、借金を把握する
借金をしているという抵抗感がなくなる他に、リボ払いのもう一つの致命的欠点は、あとどのくらい支払が残っているのかという全体像がまったく見えなくなることです。
支払額が変わらないからと次々に買ってしまい、冷静に計算してみたらあと10年支払続けなくてはならないことに気付いて愕然・・ということもあります。
ですから、自分で買い物のコントロールをする自信がないという人は、支払方法を一括か、長くても3回くらいまでの分割にとどめておくべきです。
そして、リボ払いとその他の借金返済が並行している場合、リボ払いを先に終わらせてしまう方が全体として無駄がない支払いになる可能性が高くなります。
自分の残りの借金を正しく把握できるようになれば、身の丈に合わない買い物をすることへの歯止めになるはずです。
・リボ払いに頼る癖から脱却する
「リボ払いは、借り手のためにあるのではなく、カード会社のためにある」ということを肝に銘じ、リボ払いすればいいと考えてしまう癖をなくしていく努力が必要です。
本当に堅実な人は、クレジットカードを持っていたとしても、車や住宅など特別なものを除いてはすべて一括払いで買い物をすることが多いはずであり、分割払いしなければならない買い物はもともと自分の生活レベルに合っていないと考えることもできるのです。
「欲しいならお小遣いをためて買いなさい」と子供の頃に言われた人も多いでしょうが、大人になってもこれはまったく同じことです。
どうしてもカードがあると買いたくなり、常に借金返済に追われている人は、思い切ってクレジットカードを持つことをやめるというのも一つの選択肢です。