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知らない間に信用情報に傷?どんな行いが原因?

2016.03.22 任意整理


・そもそも、信用情報って何?
信用情報に影響する、という言葉を聞いたことがある人は多いでしょうが、その意味を正しく理解しているでしょうか?信用情報というのは、CIC、JICC、KSCと、日本に3つ存在する個人の貸金に関する情報を管理している機関が持つ情報です。

これらの機関はそれぞれにおおよそ銀行や消費者金融、信販会社等、業界ごとに分かれており、ある人がどこからお金をいくら借りて、いつ、いくら返済したか、滞納はあったか、債務整理したかなどこと細かに情報が掲載されています。情報が掲載されるしくみは加盟企業からの情報登録の要請によるものであり、載せられた側は情報が真実であるにもかかわらず「削除してくれ」ということはできません。

ですから、滞納や債務整理などの情報が載ってしまうことを「信用情報に傷がつく」などというわけです。

・何をしたらブラック情報が載ってしまうの?

信用情報にマイナスなことが載ると「ブラックリストに載った」などという表現がされます。ですから、ブラックリストという書類が存在すると思い込んでいる人もいますが、そうではないのです。

具体的にどんな事柄がブラックになるのかというと、・延滞・代位弁済・自己破産などの債務整理・カード会社からの強制解約が主なものになります。延滞は言うまでもなく返済が滞ることですが、代位弁済というのは、銀行などから借りた時に保証してくれている会社が滞納した本人に代わって支払ってくれた状態のことです。債務整理についてはもちろん種類を問わず掲載されますし、強制解約はカード会社にとって規約違反などの要注意客という意味で載せられるのです。

これらの情報で信用に傷がつくと、数年間はカードの新規作成や借入れができなくなりますから人によっては深刻な問題です。

・近年、増えている「知らない間にブラック」の原因は?

自分でも自覚がないままに信用情報に傷をつけている人がいます。その原因は「スマホ代金の滞納」です。最近のスマホ購入のシステムは、端末代金を分割払いにしてその分を利用料から差し引いて実質0円にするというものですが、端末代金は本当にタダなわけではなく、普通に分割払いで物を買ったのと同じ状態なのです。ですから、月々のスマホ代金を滞納してしまうと分割払いで買った商品の代金を滞納していることになり、必然的にブラック情報が載ってしまうというからくりです。これは現代の便利さの裏に潜んだ落とし穴といえるでしょう。

契約した時は店員の説明を聞いて理解したつもりが、すっかり端末代金の分割のことを忘れていて借金という認識が薄くなりがちですから気をつけたいものです。


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