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総量規制を超えた場合のおすすめ借金返済方法

2016.02.15 任意整理


・総量規制ってどんなルール?

「総量規制」というのは、一言で言うと、借りられる限度額を制限している法律上の決まりごとのことです。以前は、消費者金融などが真面目に借金返済している人にどんどん枠を上げて貸し付けてしまい、ローン地獄に陥るというパターンがよくあったため、平成18年に制定された改正貸金業法において、「年収の3分の1以上を貸し付けてはならない」というルールができたのです。総量規制の対象になっている借入れは大きく分けて1.消費者金融からの借入れ2.クレジットカードを利用したキャッシング3.信販会社のキャッシングの3種類になると覚えておきましょう。つまり、銀行カードローンや車、住宅のローンなどはこの規制の対象にはなっていませんし、個人への貸付でも事業主の資金については除外されます。また、配偶者の収入と合わせていまだ3分の1以下であればさらに貸付を受けることができます。

・総量規制を超えてしまったら?

総量規制に引っかかっているかどうかは融資の審査段階で見られます。申込書の記入欄に「他社借入れ」の欄があり、そこに記入することが多いのですが、もしここに記入漏れなどがあった場合でも、申し込んだ貸金業者が他社の借入れを見落として審査に通ってしまう場合もあります。総量規制を超えた場合に借り手が法的に罰せられるわけではないのですが、申し込み段階での虚偽申告があれば貸金業者から詐欺などに問われる可能性もあるため、故意に他社の借入れを隠すことだけはしないようにしましょう。
もし、総量規制を超えている場合、本人としてもかなり苦しい状況に陥っているといえるので、高い利息と知りつつも漫然と借金返済し続けるのだけ避けたいところです。既に総量規制を超えるほどの借金をしてしまっており,その返済も苦しいのに,さらに借金を重ねるということは決して推奨されることではありません。本来であればできるだけ早く専門家に借金問題についての相談をすべきです。
しかし,何らかの事情で,どうしても追加で借金せざるを得ない場合には,おまとめローンを利用するという手もないわけではありません。
・おまとめローンを検討するなら銀行へ

おまとめローンは複数ある借金を1本化して借金返済しやすくする目的の他に、金利の安いところに借り替えることによって全期間での返済額を圧縮する意味も持っています。おまとめローンを利用する場合、消費者金融の商品では利息が安くならないためあまり意味がありません。銀行カードローンなら総量規制の枠自体もありませんし、消費者金融複数から借り入れていた場合よりもかなり利息が安くなる可能性があるので、せっかく借り替えるのであれば銀行を最優先の候補にしたいものです。ただし、おまとめローンにももちろん通常(もしくはそれ以上に厳しい)融資審査があることや、返済期間をあまり長くするとかえって損になることがあるということは知っておかなければなりません。


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