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借金まみれになる人の特徴

2015.07.01 任意整理


借金まみれの人には一定の特徴、傾向がみられます。借金や保証についての正しい知識がない、人から言われたことに疑問を持ったり自分で考えようとすることがない、また、単純にルーズという場合もあります。
ではいくつかの傾向を見てみましょう。

借りること自体に抵抗がない

親が借金まみれだった人によくみられる特徴ですが、借りて生活を成り立たせることが普通になっているという人です。
サラ金のカードをいくつも持っていて、自分の銀行のキャッシュカードで、口座からお金をおろすのと同じような感覚で使っている人もいます。
そこに「利息」という無駄な支払いが発生していることをあまり意識していないというのもこのタイプの人の特徴です。
借りることに抵抗がないという傾向は家族にも悪影響を与えてしまうことが多く、自己破産の相談に来る人は「親も破産しています」という人が珍しくありません。結局、家計が一つになっているため一家全員で債務整理をしなければ全面解決しない、という事例もよくあることです。

お金に対する頼まれごとを断れない

上記の「借りることに抵抗がない」人は同様に「貸す」ことにも抵抗がなかったり「頼まれごとをよく考えずに受けてしまう」という特徴を合わせ持っていることもあります。
自分にすでに借金があるにも関わらず、人から頼まれて連帯保証人の責任の範囲すら理解していないのに書類に実印を押してしまったりするのです。
女性の場合は特に、配偶者や交際している男性から頼まれてノーと言えずに押し切られてしまう、というパターンが典型的です。保証人ならまだしも、名義貸しと言って女性の名前でサラ金のカードを作らされ、そこで大量に借金をさせられていたという人もいます。この場合、どんなに自分が使っていなかったと言い張っても通りませんから、結局は女性の方が自己破産に追い込まれることもあります。

見たくないものから逃げてしまう

何年もの間、払えない債務を放置して利息が元金を上回るほどの勢いで増えてしまう人もいます。このような人は大体、支払いがきつくなった時点で金融会社に相談することをせず、ただ単に逃げ回っていた結果なのです。
債権者が訴訟を申し立てて、裁判所から訴状が送られて来た時点で慌てて弁護士や司法書士に相談したり、ひどいケースでは訴状が来ても無視する人すらいますが、このような人はいったん専門家に依頼しても手続の進行中に連絡が取れなくなり、専門家が辞任せざるを得ない場合もあります。
このような人は早期に相談すればまだ分割払いの和解や過払いの返還など良い解決法があったのに、相談が遅すぎてもはや手遅れということになってしまうのです。


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