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借金を返さないで放置していたら、そのうちどこから借金していたか判らなくなってしまった…。
そんな方の借金問題を、個人情報開示請求を利用して解決できた体験談をご紹介します。（この記事は、弊事務所にお寄せ頂いた体験談を元に、個人が特定できないよう再構成したものです）

軽い気持ちで次々と借金。請求がこないのをいいことに放置してしまった。

はじめてカードで借り入れをしたのは、学校を出て就職してすぐでした。
就職はしたものの月給は高くなかったのですが、その割に友達と遊んだり飲んだりする誘いは多く、自分も友達と騒ぐのが好きだったので遊びの誘いには全部乗ってしまい、すぐに給料を使い切ってしまう生活が続くようになり、いつのまにか消費者金融などから借入を始めてしまいました。最初はちょっと給料日まで足りない分を補う、という感覚で借り入れをしていたのですが、段々と借入れが当たり前になってしまい、いつの間にか数社から借金をして、返せない状態になっていました。

そして、丁度そのころ仕事でトラブルを起こしてしまい、会社を辞めてしまいました。その後は仕事が安定せず職を転々として、転職のたびに引っ越しを繰り返していました。住所を転々としている途中、住民票を移さずに引っ越しをしていたことが何度かあったせいか、そのうち消費者金融からの請求も来なくなったので、恥ずかしい話ですが、そのまま借金を返さないで放置してしまいました。

結婚を考えるようになって、過去の借金が心配に…

その後、何度目かの転職先でようやく安定した仕事を得ることができ、また、同僚の紹介で付き合い始めた女性と結婚の話が出るようになりました。そこで心配になったのが過去の借入れです。やはり結婚する前に自分の借金をなんとかしておきたいと思ったのですが、借金を返さなくなってから数年たち、また色々なところから借金をしすぎていて、自分でも何という会社から借金をしたのかよく判らなくなってしまっていたのです。

個人情報開示請求を知ったきっかけ

困った私は、とりあえずネットで「借金　解決」などのキーワードで検索をかけ、見つかったいくつかの事務所の中から、ホームページに司法書士の顔が出ていて何となく相談しやすそうだったふくだ事務所に電話をかけてみました。電話相談で、「昔借金をしていたのを解決したいのだが、古いことなのでどこから借金していたのか判らない、なんとかなりませんか」と尋ねた所、はじめて、「信用情報機関」というところに私の過去の借入情報が保存されており、自分で「個人情報開示請求」をすると、その情報を見ることができることを知りました。
その後は、司法書士の福田先生に教わった通り、「CIC」「JICC」「全銀協」のキーワードでネットで検索して、「CIC」「JICC」「全銀協」の３つの信用情報機関のホームページを見つけて、そこに書いてあった通りに手続をして、自分の信用情報を見ることができました。

「時効」で借金を返さなくてよくなった！やっぱり専門家に相談して正解だった

その後、信用情報を持ってふくだ事務所に改めて借金のことを相談し、債務整理を依頼しました。私としては、ずっと返済をしていなかったという負い目もあり、かなり厳しい結果になるのではないかと内心ビクビクしていたのですが、依頼から２か月ほど経った後、福田先生から電話があり、「あなたの借金は全部なくなりました」と言われました。驚いてどういうことか聞き返したのですが、実は私の借金は、どれも返済をしなくなってから５年以上が経過していて、その間、業者が私に裁判をしてきたりしたこともなかったため、全部「時効」によって返さなくてよくなった、とのことでした。その言葉を聞いて、目の前が一気に明るく開けた気がしました。

たぶん、自分だけで解決しようとしていたら、そのまま業者に電話して、時効に気づくこともなく、相手の言うままの金額を払うことになったと思いますので、やはり司法書士の先生に相談して良かった、とつくづく思いました。
借りたお金を結局返さずに全部が解決してしまったことに、正直少しうしろめたい気持ちもありますが、とにかく今は借金のことを気にする必要もなくなったので、これからの人生を、今度は借金などせずに、地に足を付けて生きていきたいと思っています。

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