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ボーナス返済を当てにしすぎて自己破産になった体験談

2016.02.09 体験談


羽振りが良かったころの生活から抜けられず

私は40代後半、世間で言うところのバブル入社組です。私がカードで失敗して自己破産まで至った体験談をお話しします。就職活動の頃から売り手市場と言われ、内定先からの接待を受けたりしていました。入社してからも、残業は多かったものの給料やボーナスも高く、良い生活をできるのが当然という感覚でいました。
バブルがはじけた後もうちの会社はそこまでどん底という状態にはならず、うまく生き残ってきたのではないかと思います。ただ、30代後半からの同期の中での昇給の格差は激しくなっており、私はその中で思ったように給料の上がらないグループだったのです。でも、同期が相変わらず良いものを身につけている中で自分も知らず知らずのうちに見栄をはっていたような気がします。ブランド物の靴や時計が欲しくなればどうしても我慢することができず、ボーナス払いでカードを使うことが日常化していました。

クレジットカードの返済に行き詰まり破産

ところがある年、会社の不祥事が発覚し、それが原因で業績が大きく下がり、ボーナスが予想金額の半分程度しか出ないことになったのです。すっかりボーナスに依存しきっていた私は慌て、どうにか他の会社から借りて返せないかと考えるようになりました。私が馬鹿だったのは、一度そのようなことがあったのに、他の会社からカードローンを借りられることになるとまた物欲を押さえられずにブランドスーツなどを買ってしまうのです。
そうしているうちに借金総額は300万円近くまで膨れ上がってしまいました。仕事も手につかなくなり、私はついに入社当時からの一番親しい同僚に、思い切って現状を打ち明けました。すると、同僚の親族が債務整理で法律家に世話になったといって体験談を話してくれました。一度無料相談に行ってみたら、とすすめられ、私は思い切って専門家に任せてみようと決意したのです。

自己破産し、同時に買い物依存を直す努力をした

法律家の先生に自己破産をすすめられ、手続きをすることになったのですが、私の場合は少し買い物依存症の傾向があるかも知れないということも指摘されました。たしかに破産すれば現在の債務はゼロにできますが、買い物をしたくなる心理的な原因をちゃんと考えなければまた同じことになると思い、カウンセリングも受けに行くことにしました。
自己破産手続き自体は先生の言う通りに書類を揃え、陳述書の書き方なども細かくアドバイスしてもらったのでそこまで難しいものではありませんでした。でも、依存症を直すにはまだ少し時間がかかるかも知れないと思っており、仕事のストレスの解消方法を他に見つけるなどの努力を続けています。甚だ情けない体験談ではありますが、皆さんの参考にしていただけたら幸いです。


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