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20歳で未婚の母になりました

私は、10代の頃から交際していた人がいたのですが、妊娠してしまいました。

しかし、妊娠がわかると、相手は結婚してくれずに逃げてしまったのです。相手も若かったので、相手の親も私にはあまり関わりたくない感じでした。

私の親も、私をしかるばかりで親身になってくれる感じではなかったので、頼る人もいませんでした。
そして私は中絶することもなく子どもを産んでしまい、未婚の母になってしまったのです。

それでも当時私は20歳で世間のこともわかっておらず、子どもがいても何とかなるだろう、というくらいに考えていました。

子どもを育てるためにお金を借りてしまいました

子どもが生まれて初めて分かったことですが、子どもを育てるには結構お金がかかります。しかも、自分自身が自由に働くことができないので、お金を得る手段がないのです。

しかも私は若くて何のスキルもない状態だったので、就職もできず、親にも頼ることができず、どうしようも無い状態になりました。
しかし、子どもを放っておくことができないので、足りない分を借金で補うようになりました。

持っていたクレジットカードなどを利用して生活費や子育ての費用に充てて、借金額が膨らんでいきました。買い物もクレジットカードのショッピング機能を使ってしていました。

借金額が70万円になり、逃げて生活をしていました

私は2枚のクレジットカードを持っていたのですが、両方合わせて70万円位の借金ができてしまいました。

しかし、もともと収入がないので、支払ができるはずもありません。すぐにカード会社から督促が来ましたが、私は無視しているしかありませんでした。
電話や郵便が届くので、私はおそろしくなって逃げてしまいました。

その後は、友人の家を転々としたり、少し働いたりして何とか食いつないでいる状態でした。

母子寮に入って、債務整理のことを教えてもらいました

そのうち、私は母子寮(母子生活支援施設)のことを知って、母子寮に入ることができました。カード会社からの督促もなくなっていて、何とか生活を建て直すことができそうでした。

ただ、借金のことが気にかかっていたのですが、母子寮の方が「債務整理」によって解決できるのでは？と教えてくれました。

また、法テラスというところで相談すると、弁護士や司法書士の先生に払う報酬を法テラスが立替えてくれる制度もあると聞きました。
そこで私は一度、法テラスに相談しに行くことにしました。

司法書士に依頼して自己破産をしました

法テラスで司法書士の先生に相談をすると、私には収入がなく、財産もまったくないので自己破産をするとよいと教えてくれました。そこで言われた通りに自己破産を進めてもらったのですが、そうすると、借金が全部なくなったのでとても助かりました。

その後、生活保護の申込もして、子どもと2人であれば安心して生活ができるようになりました。
今、私が安心して子どもと暮らせるのはあのとき司法書士の先生に自己破産してもらったおかげです。本当に心から感謝しています。

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