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ホストクラブにはまって借金生活になった体験談

2015.07.16 体験談


私は30代のOLです。ちょっとしたきっかけからホストクラブに通うようになったのですが、自分の収入を顧みず無謀な借金を作ってしまいました。結局自己破産するという結末になったのですが、私の借金生活の体験談を書きたいと思います。

彼氏と別れた寂しさからホストクラブに

当時、30歳を過ぎたばかりでしたが4年ほど付き合っていた彼氏と別れ話になりました。相手の親にも会ったことがあり、私としては当然そろそろ結婚かな、と思っていましたが思いがけず相手に好きな人ができたということでした。
気持ちが変わったんだから仕方ないこととは思っていても悔しくて悲しくて、どうにか仕事には行っていたものの、当時は他のことが全然考えられない状態になっていました。
そんな時に学生時代からの女友達から、気晴らしに行こうと言われて誘われたのがホストクラブでした。男性に囲まれて「可愛い」などと褒めちぎられていると、相手も商売だと知りながらやはり悪い気持ちはしないのです。一度だけ、と思っていたのに気がつけば月2回、3回と通うようになっていました。

お気に入りのホストに借金して貢いでいた

いつも私の仕事の愚痴や元彼の話を根気よく聞き、タイミングよく励ましのメールをくれるホストに、私はすっかりのめりこんでいました。
店に来てと言われれば断る勇気はなかったし、デパートに立ち寄れば、彼に気に入ってもらえるものは何だろうかと物色するのが習慣になっていました。また、彼の誕生日のイベントがあると聞けば何十万円もかけてシャンパンタワーをプレゼントするのです。彼を指名している他のお客さんに負けたくない気持ちもあり、段々金額が大きくなってきているのが自分でも怖くなっていました。
店に通い始めてから1年あまり経った頃にはもう若い頃から貯めていたボーナスも使い果たし、消費者金融に手を出すようになりました。完全に金銭感覚が麻痺していたと思います。

借金が250万円にまで膨らみ、ようやく目が覚める

それからさらに1年ほど経った頃、借金は銀行とサラ金を合わせて250万円にまで膨らんでいました。そして私は就職してから初めて実家の母にお金のことで泣きついたのです。
電話口で心配する母の声を聞いたら、私は一体何をやっているんだろうという気持ちになり、お金のこと、自分の人生のことをちゃんとしなければと思い直したのです。
幸い、私の場合は良い司法書士に相談することができました。ホストクラブが借金のほとんどの理由なのでものすごく怒られるのではないか、たとえ自己破産したとしても債務を免除してもらえないのではないかと思いましたが、「現在も仕事はきちんと続けており、立ち直りたい」ということを真摯に陳述書に書くように、とアドバイスを受けて、無事免責を受けることができました。親身になってくださった司法書士の方にはとても感謝しています。


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