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事業に失敗して借金返済不能になり自己破産した体験談

2015.07.15 体験談


念願だった事業を始めたものの失敗し、借金を重ねることになってしまいました。2つめの店も失敗した後で返済不能になったことが身に染みてわかり、自己破産という結果になったのですが、その体験談をお話しします。

憧れだったラーメン店を開店

料理が得意だった自分は、行列ができるようなラーメン店を出すことが夢でした。同時に、人に使われて働くことに嫌気が差していたこともあり、28歳で独立を決意してカウンターだけの小さな店を開業しました。
とにかく自分の料理を美味しいと言ってもらえれば満足、という経営感覚のなさだったので今になって考えたら材料にかかる経費と商品単価のバランスもとれていなかったと思いますし、何から何まで経営者としてダメだったと反省しています。最初こそ、知人などの後押しもあってまずまずお客さんは入っていたのですが、リピーターを確保することは思った以上に難しく、客足の伸びがいま一つでした。そして、単価設定が安すぎて予想の6割程度しか利益が出ない状態が続いていたのです。

妻の親に借金を返済してもらう

1つ目の店が行き詰まったのは開店から1年も経たない頃でした。客足は減る一方で、もう材料を調達する資金もなかったのですが、当時は妻の両親と同居しており、娘かわいさから妻の父が借金の肩代わりを申し出てくれました。情けない気持ちもありましたが、背に腹は代えられず、結局義父の申し出を受け入れることになりました。
店を畳んでしばらく他の中華料理店で働いていましたが、結局そこの店主と喧嘩して辞めることになり、妻と妻の親に頼んでもう一度だけチャンスが欲しいことを伝えました。融資の審査に通らないと思っていた地元の地銀に運よく貸してもらえたことで、2度目の開業をすることになりました。今度はお酒も飲めるお洒落な中華レストランというコンセプトでしたが、まったくと言っていいほど当たりませんでした。

商売の厳しさを痛感、自己破産

料理の腕にこそ自信があった自分ですが、やはり開業場所の選定や経費の調整など、経営センスがなければ話にならないということが2回目の失敗で痛いほどわかりました。
幸い、家の方はそのまま妻の実家に住まわせてもらえることになっていたので自分は司法書士に依頼して自己破産の手続きを取ることにしました。事務的な作業があまり得意ではないため、書類を集めるのがなかなか大変ではありましたが、500万円以上抱えていた負債が一気に0になるのですからここは頑張りました。
さすがにもう経営にはこりごりなので、今度こそ辛くても料理人として勤めていく道を全うしなくてはならないと腹をくくっています。わがままばかり言っていた自分を支えてくれた妻を今度こそ安心させる決意をすることができました。


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