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レディースローンで借金地獄、自己破産でやり直した体験談

2016.04.08 体験談


・レディースローンなら安心と思っていた

今から思い返すと、20代の頃の私は物欲の塊だったと思います。

自分のお気に入りのブランドの新作が出るたびにチェックし、手に入れないと気が済まなかったり、5万円もする高級なナイトクリームを買って自分のランクが上がったりするような錯覚を起こしていました。

職場の人間関係や、彼氏とうまくいかないストレスを買い物で解消していたようなところもあったかもしれません。

ただ、それなりのお給料はもらっていたとはいえ、事務職だった私にそんなにお金が続くわけもありませんでした。

東京での暮らしに憧れて実家を出てしまったものの、一人暮らしには予想以上にお金がかかりました。でも、同僚の誘いなども付き合いですから断るわけにはいきません。

ボーナス払いを使ったりしても足りない部分は次第に消費者金融のレディースローンで借金をするようになりました。すべて電話応対を女性がしてくれるので、何となく安心という気持ちになっていたのです。

・借金は増える一方、自己破産をすすめられた

レディースローンだからといって一般の商品とあまり内容は変わらないというのを後から知ったのですが、当時の私は何となく利用しやすいということで安易に借入れしていました。

買い物の支払いと友人の結婚式が重なって借金が250万くらいになると、さすがにまずいかも知れないと思いましたが、故郷の親にも心配をかけたくなくて相談できずにいました。

そんなある時、タウン紙でたまたま見かけたのが法律の専門家の広告でした。

「借金問題は一人で悩まないで」というキャッチコピーに魅かれ、相談に行ってみようかという気持ちになりました。

レディースローンと銀行のカードローンもあったので、それをまとめて整理したかったのですが、私の場合は金利が高くなかったのであまり借金は減らず、自己破産をすすめられました。

・破産手続が自分を見つめ直すきっかけになった

稼げば稼ぐだけ使っていた生活から一転、自己破産の手続きの中で家計収支表をきちんとつけるようになりました。

先生のところに行くと必ず収支表をチェックしますから、ずいぶん生活の中での無駄を減らすことができるようになったと思います。

私の場合は浪費による借金がかなりあったので破産管財人の弁護士さんがつくことになり、手続も普通の人より少し時間がかかるとのことだったのですが、それでも最終的には免責してもらうことができました。

自分の場合、「人から認めてもらいたい」という思いを「モノ」で埋めていたところがあったような気がしています。

でも債務整理をきっかけに色々なことを考え、もっと自分に自信を持てるよう、一度実家に戻ってキャリアプランを1から練り直していこうと思うようになりました。


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