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闇金から嫌がらせ電話は無視してはいけない!職場に電話が来る前に対処する!

2022.01.26 闇金


闇金から昼夜関係無く電話がかかってくると、うんざりしてしまい何も手がつかなくなってしまいます。

気持ちも塞がってしまうし、電話を取るのも恐ろしくなってしまいます。

闇金とはまず関わらないこと、が大事です。

万が一、関わってしまったときは次のことを押さえておいてください。

闇金は利用者の恥と体面を狙います。

利用者が恥ずかしいと思うことをするといって、追い詰めようとします。

相手にしてはいけません。

お金を払ってしまえばいつまでも闇金との付き合いは続いてしまいます。

闇金に対して、毅然とはっきりとした態度で臨まなければいけません。

闇金からの電話は無視してはいけない

闇金からの電話は気が重いし、出るのは億劫です。

しかし、闇金からの電話を放っておくといつまでたっても電話はやみません。

闇金は、いつもの電話に相手がでることで一応安心しますので、もしも電話にでることを止めたら他の方法で連絡を取ろうとします。

また、なんとしても貸金を回収しようとしますから、他の方法で回収しようとします。

その方法は今よりもっと悪質で乱暴なものになります。

勤務先や親や兄弟、知人まで闇金は連絡をしてくる恐れがあります。

闇金は借金を取り立てるために、様々な方法をとってきます。

利用者が嫌がることをとことん行います。

闇金と縁をきるためには、利用者はある程度の覚悟を決める必要があります。

とても勇気がいることですが、「支払うことはできません。」「支払うつもりはありません。」とはっきりと明確に断ることが大事です。

闇金から逃げていては、闇金問題は解決しません。どんどん追い詰められてしまいます。

さらに悪質な取り立てに発展する

闇金は利用者が嫌がる、嫌がらせや脅しをします。

利用者を精神的に追い詰めることにより、借金の返済をさせるつもりです。

闇金からのしつこい電話は取り立ての始まりに過ぎません。また、電話を無視し続けるとさらに悪質な取り立てに発展しかねません。

職場や親族に連絡される

利用者の勤務先に闇金が連絡をすれば、利用者が恥ずかしい思いをすることを知っています。

親や兄弟に電話をされれば、利用者が肩身の狭い思いをすることを知っています。

利用者の身内での立場を追い込むことで、根負けさせることを狙っています。

闇金はなぜ職場を知っているのか

闇金は借り入れをするときに、本人だけでなく親や職場の連絡先の提示を求めてきます。

利用者の支払いが遅れたときや飛んでしまった時に、職場や親に連絡して借金を返すように督促するためです。

また、闇金は横のつながりで情報網を持っています。

闇金利用者の名簿も売買されています。

利用者が他の闇金でも借りている場合は情報が共有されている可能性があります。

闇金の取り立て・電話に関する法的知識

『正当な理由がないのに、債務者等の勤務先その他の居宅以外の場所に電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信』することは禁止されています。

『正当な理由がない夜間の取立てや勤務先など自宅以外への電話や訪問、第三者への弁済の要求など行ってはならない取立行為の具体例について、法律で明確にされるとともに、罰則も引き上げられました(変更後:2年以下の懲役、300万円以下の罰金)。(無登録業者の行為も罰則の対象となります)。』
(ヤミ金融対策法が成立しました:金融庁)

闇金が職場へ電話するのは違法

冒頭に挙げたものは闇金対策法の紹介です。

闇金対策法によって、職場へ電話をすることは違法だとされています。

闇金から職場に電話がかかってきた時には、「その電話は違法です。」とはっきりと伝えましょう。

利用者が法律知識を持っていると知らせることは、闇金への対策として有効です。

職場に限らず、第三者への取り立ては違法

職場の上司に返済の肩代わりを求める闇金もいます。

しかし第三者への取り立ては禁止されているため、実際には職場に連絡されていないこともあります。

闇金は嫌がらせをして、利用者を困らせようとしているだけです。

利用者が困れば闇金の言いなりになると思っているのです。

職場の人でも、親や兄弟であっても借りた人以外は、保証人になっていない限り、借金を返す必要はありませんし、他人への取り立ては冒頭の闇金対策法できっちり違法だとはっきりと示されています。

そもそもが、闇金からの借金は『不法原因給付」なので、借りた元金を含めて利息も返済をする必要がありません。

闇金の電話に対して自分で出来ること

闇金に対しては、弱みを見せるとよくありません。

毅然とした態度で臨みましょう。

はっきりと断ることが大事です。

言われることは聞かない

利用者を言葉巧みに不安にさせ、闇金の言いなりにしようとします。

闇金がいうことには、耳を貸さないことです。

「支払うことはできません。」「お断りします。」と毅然とした態度で断りましょう。

絶対に返済しない

法律上は、闇金からの借金は借りたお金を含めて利息も支払う必要はありません。

『不法原因給付』といって不法な原因で発生した債務は返済する必要がないのです(民法708条)。

闇金は違法な貸金業者なので、借入金の債務は返済する必要がない理屈になります。

日々の生活が苦しいから、闇金を利用したのですから、これ以上闇金と関わることをしてはいけません。

闇金への返済はきっちり止めて、利用者の生活を立て直すことが大切です。

利用者にとって、とても覚悟がいることですが、いくら闇金から借金の取り立てをされても今後は一切返済をしてはいけません。

録音する

闇金からの電話を録音して証拠を残すようにしましょう。

証拠があれば警察も刑事事件として扱いやすくなるので、民事不介入の原則がある警察でも闇金と対処しやすくなります。

闇金からの執拗な電話が止まらない場合

闇金から解放されるためには、一人で悩んでいても解決するのは難しいことです。

恥ずかしがらずに、闇金から借りていることを公にして、近くの人に助けを求めましょう。

そして、警察や弁護士、司法書士などに相談することで闇金との取引を終わらせることができるので、相談をしてみましょう。

必要であれば職場に説明する

利用者は、違法な闇金の被害者です。

職場の人に被害者であることを理解してもらうことが大切です。

なんとかごまかしたいと思うのは人情ですが、職場に電話があればごまかし続けるのは無理なことです。

正直に職場の上司や同僚の人に打ち明けて相談しておいた方が闇金に対処しやすくなります。

職場の人には迷惑をかけることになりますから、そのことをお詫びしなければいけません。

素直に職場の皆さんにお詫びをして、反省していることを伝え、利用者が被害者であること、他の皆の理解と助けが必要なことをわかってもらいましょう。

利用者の方が、弁護士や司法書士に相談していて、今ある事態を利用者自らが改善しようとしていることがわかれば職場の皆さんにも理解されやすいと考えられます。

また事情によっては、相談した弁護士や司法書士が利用者の立場を説明して不当な解雇を回避し円満に働き続けることができるように説明してくれることが期待できます。

「職場に迷惑をかけたし職場に居づらい」とか「会社を辞めたら楽になるかも」と思ってしまう人もいますが、それは決して良い解決にはなりません。

職場を辞めてしまえば、安定した収入が無くなり、ますますの生活苦を強いられます。

万一職場から会社を辞めるように言われたとしても従う必要はありません。

「借金をしているから」という理由で会社は解雇できません。

従業員が借金をしていることを理由にする解雇は不当解雇になります(労働契約法15条)。

断固として応じる必要はありません。

闇金から職場に何度も電話をしてくるようであれば、職場に説明して闇金からの電話を録音させてもらうことができれば、不当な取り立て行為が行なわれている証拠になるので、職場に相談してみましょう。

闇金からの電話に対して職場に協力をお願いできることの例は闇金からの電話を録音するほか、次のようなことがあります。

  • 闇金からの電話だとわかったら折り返し連絡させると伝えて切る。
  • 闇金からの電話(非通知の電話や以前かかってきた電話番号)を着信拒否に登録してもらう。
  • 闇金からの電話に対して、「〇〇は既に会社を退職している。」とか「〇〇は長期の出張に行っている」などと伝えてもらう。

このような対応をすることで、職場での闇金との対応を避けることができます。

職場での対応はなるべく避けたいものですが、闇金から電話があったことがわかれば後から利用者の方から電話をすることを省いてはいけません。

職場に迷惑がかからないタイミングで、利用者の方から闇金に連絡をしてください。

しかし、これらの方法は、いずれも根本的な解決ではないので早めに警察や弁護士、司法書士に相談することが大事です。

弁護士・司法書士に相談

弁護士や司法書士が代理人についたことを闇金に通知をすると、闇金は代理人に対して取り立ての要求をすることになり、直接本人に連絡を取ることができなくなります。

闇金は自身が行なっている貸付や取り立てが違法であることを自覚しています。

弁護士や司法書士が介入したことで、警察に告発される恐れがあり、これ以上の接触を絶とうとします。

また、弁護士や司法書士であれば、闇金からの職場への電話や、職場からの利用者への対応についての相談をすることができます。

警察への相談は最終手段

警察は基本的には民事に介入することを避けようとしますので、取り立てが、違法性が無い単なる督促だと思われれば、警察はなかなか動こうとしません。

しかし、利用者に身の危険を感じさせるような脅迫や強要があったことを証拠で示すことができれば警察も動いてくれます。

また職場や親などに電話があったり、夜中でも取り立ての電話があったりとか、違法性があれば警察も対応しやすいのです。

そこで、闇金からの電話は録音をするなど、いつ電話がありこのような内容だったとか、いつ何をされたとか、脅迫や強要があった事実を説明できるように詳細に記録を取っておきましょう。

返済履歴や携帯電話の着信履歴を残しておくことも重要な証拠です。

NTTなどでは通信履歴を確認できるサービスを提供しているので明細を発行してもらえたり、web上で閲覧しデータをダウンロードしたりすることもできます。

闇金対策法の改正や暴対法などにより、警察も闇金業者に対応がしやすくなっています。

身の危険を感じたら、迷わず警察に相談しましょう。

まとめ

闇金に対しては、毅然とした態度で接して、弱みを見せないことが大事です。

しかし相手は強面で、しつこく乱暴な取り立てをする闇金ですから、一般の人にとってはなかなかそれも難しいことです。

闇金に対応するためには、ひとりで悩むべきではありません。

解決のためには、まず警察や弁護士、司法書士などの専門家に相談をしてみましょう。


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