自己破産・個人再生相談所 お役立ちコラム 任意整理
自己破産・個人再生などの事例や実績などを紹介して、より分かりやすく、自己破産・個人再生にして解説します!
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2016.02.29 任意整理
・共働きで、「プチセレブ」と勘違いしていた
我が家は、一昔前で言うところのDINKSでした。夫婦で名の知れた企業に正社員として勤め、子供もいないので時間もお金も使い放題。夫は新しいレストランを見つけては食べ歩くことが大好きな人ですが、私はそれに輪をかけて友人の情報網もあったため、外食だけで相当なお金を使っていたと思います。世帯の額面での年収が多いことからプチセレブと勘違いし、ブランド物も新作が出るたびにチェックし、お店に通っていました。夫は着る物などにはあまり関心がない人なので、私がいくらの洋服を着ているのか知らなかったと思うのですが、ブランドのスーツに月15万くらい散財してしまったこともありました。お小遣いが足りなくなるとクレジットカードを使って、どうせ働いて返せばよいと思っていましたが、気がついたらショッピングとキャッシングで280万円くらいまで使ってしまっていたのです。
・キャッシングの分を減らし、任意整理した
夫に内緒でこれくらいならと軽い気持ちで作ったカードがこんなことになってしまい、今さら借金があるなどと言えなくなっていました。とりあえず自分は法律のことなどわからないし、誰かに相談しなければとネットを検索していたら、法律家に借金問題を相談できることを知りました。
自分の現在の状況を話し、内緒で手続きができるかどうか尋ねてみたら、「ショッピングで債務は減らないのですが、キャッシングの分は利息が高かった分、減るかも知れません。それなら今の年収を保てれば、任意整理をしてもあなたの稼ぎだけで返済できる可能性があります。」と言われました。実際、計算してもらうと200万円を切っていたので、5年払いに応じてもらえる会社はなるべくお願いしました。現実的に返せそうな金額を設定したおかげでどうにか返済までこぎつけることができたのです。
・家計簿をつけることが習慣に
結果的には内緒で借金を返し終わることができたものの、やはり返済中は夫に色々誤魔化すのも大変でしたし、冠婚葬祭なども時々あったため支払いが苦しいと思うこともありました。この体験に懲りて、任意整理以来、どんぶり勘定だったお金の管理を改め、ちゃんと家計簿もつけるようになりました。お気楽に夫婦2人だけでいいやと思っていた20代とは意識も変わり、自分ももう30代半ばになったので子供を持つことを考えるのであればリミットが近づいています。そのためにも貯金しなければならないという気持ちも出てきましたし、債務整理をきっかけにお金に関することもかなり調べたので、自分にとっては苦い経験といえども良い勉強になったのではないかと思っています。