自己破産・個人再生相談所 お役立ちコラム 体験談
自己破産・個人再生などの事例や実績などを紹介して、より分かりやすく、自己破産・個人再生にして解説します!
自己破産・個人再生などの事例や実績などを紹介して、より分かりやすく、自己破産・個人再生にして解説します!
2016.03.03 体験談
・オンラインゲームにはまって借金地獄に
自分がSEとして新卒で入った会社はいわゆる「ブラック企業」でした。深夜まで働いても残業代など請求できる雰囲気ではなく、パワハラのようなことも日常的に行われていたため3年で退職しました。
その時の自分はぼろぼろになっており、すぐに転職できる体調ではありませんでした。そこをきっかけにしてニート生活が始まってしまったのですが、いったん家にこもるとゲームやネット三昧で、ハローワークに行かなくてはと思いつつも億劫に感じるようになるのです。
そして最初は暇つぶしでやりはじめたつもりのオンラインゲームにはまり、徐々に課金される金額が大きくなっていきました。
ああいうものは非常に巧妙にできていて、ゲームの中でのランキングが上位になった満足感や、課金して希少なキャラクターをゲットできたときの高揚感などを覚えると途中でやめられなくなってしまいます。次第に自分は消費者金融から借りてゲームにつぎ込むようになりました。
・再就職とゲーム依存からの脱却をはかる
自分が今のニート生活はやばい、と自覚したきっかけは、高校時代の親友に誘われて昔の仲間との飲み会に行った時でした。
本当はこれも行きたくなかったのですが、私の最近の様子を見て親友はおかしいと思っていたようで、半ば強引に誘い出してくれたのです。
ここで、旧友たちの近況を聞いていて、自分は何と情けないのかという気持ちになりました。これ以上借金を増やしてはいけない、そしてどうにかニートを脱出しなければと思い、ネットで見つけた事務所に借金の相談に行きました。
同時に、SEの経験を活かして再就職できるところを探しました。法律家の先生は、「再就職が決まれば破産は免れられるかも知れない」と言っていたので、必死に就職活動しました。
その結果、どうにか就職も決まり、借金の方も任意整理で5年かければ返済できそうだという結論になりました。
・借金できなくなったことが逆に良かった
自分の場合は再就職先にたまたま恵まれたこともあるのですが、その職場で新しい生活が始まると、不思議とゲームのことを考える時間がなくなりました。やはり自分はある程度、誰かに必要とされ、忙しくすることも必要なのだとわかりました。
任意整理したら、5年間くらいは新しくカードを作ったり、借金したりすることはできないと言われましたが、自分にとっては逆にそれはプラスになったと思います。
まだ借りられるという状態では気がゆるんでお金を使ってしまう可能性がありましたので、現金で暮らす生活を習慣づけるにはちょうどよい期間だったのです。
将来的には家庭を持ったりすることも考えているので、少しは貯金もしなければいけないと思っています。