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彼女というより服従しているような関係だった

幼いころから、借金や暴力が絶えない父親とそれに逆らえない母親のもとで育ちました。そんな男性とは絶対結婚したくないと思っていたはずなのに、なぜか同じようなDV気質の男性と付き合ってしまうことが多かったのです。そんな私の体験談を聞いていただければと思います。
２０代前半で付き合っていた彼とは建設関係の職場で知り合いました。最初は男らしいところに魅かれたつもりだったのですが、同棲してしばらくすると暴力をふるうようになりました。ある時、彼が上司と喧嘩して会社を辞めてきてしまい、私の収入で生活するようになったのですが、「彼女なのだから俺を助けるのが当然」というような態度をとるようになりました。パチンコで数万円すってきたことを咎めると、「お前のようなダメな女の相手をできるのは俺だけだからな」と怒鳴り、殴られるのでした。

親友との再会がきっかけで専門家のところに行った

おそらく他人からは理解できないでしょうが、そんな彼氏でも彼女として支えてあげたいと思っていました。自分の稼ぎだけではすぐに生活費が足りなくなり、消費者金融からどんどん借り入れをしてしまい、あっという間に借金は１５０万円を超えていました。
ある時、町中で偶然出会った昔の親友が私の痩せこけた姿に驚き、「何かあったの？」と心配してくれました。彼女は優しい人で、お茶を飲みながら私の話をゆっくりと、何も否定せずに聞いてくれました。そして、「つらいとは思うし、彼との関係はすぐ切れないかも知れないけど、借金のことは専門家に相談した方がいいと思う」と言ってくれました。そして、自分の親戚が債務整理した体験談を話してくれ、その時行った事務所に最初は不安だろうからとついてきてくれました。そこで任意整理という解決方法があることを知ったのです。

任意整理で自分の性格も見つめ直すことに

専門家の先生と話をしているうちに、自分が情けなくて涙が出てきました。でも、そこの先生も私を責めたりすることはなく、冷静に今後のことについて相談に乗ってくれました。借金については、金利が高かった業者を計算し直せば３年くらいで返済できそうという結論になったのですが、色々な話をする中で自分の性格を見つめ直すこともできました。結局、男性に依存しがちな自分の傾向を自覚しなくてはまた同じような人と付き合うことになってしまう、まずは今の彼氏と別れなければと決意することができました。ただ、自分で話をすればまた暴力を振るわれることは目に見えているので、親などの第三者を入れて話し合いをし、なるべく穏便に別れることができるよう、今頑張っています。きっと同じような状況の女性はたくさんいると思うので自分の体験談が少しでも参考になればと思います。

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