返済計画を組み直す 任意整理Q&A

任意整理は、専門家が業者との間に入って、返済計画の組み直しをする手続です。
その際我々は、できるだけ月々の返済額が少なくなるように（つまり、返済期間を長くしてくれるよう）交渉します。
しかし、業者も、返済まで10年もかかるような和解はさすがに受けてくれません。
（例外的に受けてくれる業者もありますが、ごく一部です）
一般には、最長で5年分割（60回分割）とお考えください。
逆を言えば、借金の総額を60で割った金額を月々返済していけるなら、任意整理の可能性は十分あることになります。
もっとも、何回分割まで受けるかは業者により、またケースにより様々です。
詳しくは、一度弊事務所にご相談ください。

ただ、この記録は、債務を完済してから5年が経過すると抹消されます。抹消後は、遅滞の事実のみならず、「その業者から過去に借り入れをしたことがあるかどうか」すらわからなくなります。また、仮に任意整理をしなくても、2か月程度支払が遅れてしまうと、結局信用情報には「遅滞」の事実が載ってしまうのが通常です

よって、もし現在支払が苦しくて、いずれは返済が行き詰ってしまいそうだ、というご状況であれば、むしろ早目に任意整理を行い、無理のない条件で返済計画を組みなおして、早期の完済を目指した方が、長期的にはよい結果が得られると思います。

弊事務所に任意整理をご依頼頂いた場合、通常当日中、遅くとも翌日には、全債権者に対して「介入通知」という通知を発送します。この通知には、「以後、本件に関してご本人には一切の連絡はしないように、連絡はすべて弊事務所にあててするように」という文言が記載されています。
そして、よほど悪質な業者でない限り、この通知を無視することはしませんので、以後、債権者からの請求は一切なくなります。なお、弁護士・司法書士による介入通知が到達した後に、貸金業者がご本人に直接連絡して返済を求める行為は、貸金業法という法律で禁止されています。

上のＱ＆Ａにも書きました通り、弁護士・司法書士による「介入通知」が業者に届いた日以降は、業者からご本人への連絡はなくなります。当然、お勤め先等への連絡もなくなりますので、ご家族や同僚の方が、業者からの電話を取ってしまうとか、業者からの請求はがきを見られてしまうことはなくなりますので、任意整理をすると、むしろ借金のことを周囲に知られる可能性は低くなります。

また、弊事務所からのご連絡は基本的にご本人様個人の携帯電話宛てに行いますし、弊事務所からの郵便物については、ご希望があれば、「福田亮」という個人名でお送りしたり、お近くの郵便局留めでお送りしたりすることもできます。弊事務所は個人事務所ゆえに小回りが利くところも持ち味です。ご希望はお気軽に仰ってください。

弊事務所に任意整理をご依頼いただいた場合、報酬は、月々無理のない金額での分割払いにて頂きます。どうぞご相談ください。

なお、上のＱ＆Ａにも書きましたとおり、ご依頼頂いた時点で、一旦業者への支払はストップして頂きます。次に業者への返済が再開されるのは、業者との和解契約締結後となります。弊事務所では、この、業者への支払をストップしている期間を利用して報酬を頂きますので、報酬の分割払いと業者への返済が時期的に重なることはありません。ご安心ください。

平成１９年より前から消費者金融での借り入れと返済を繰り返してきた方の場合、「実は借金はもう完済されており、逆に払い過ぎたお金を返してもらえる状態」、すなわち過払状態になっていることがあります。このようなお心当たりのある方は、是非、弊事務所にご相談ください。（匿名でのご相談も承ります）

なお、弊事務所は自己破産等だけでなく、過払金返還請求についても絶対の自信を持っております。安心してご相談ください。